モンゴルのお風呂やトイレ事情

「モンゴルの遊牧地域では、お風呂ってどうしてるの?」「トイレってどこ?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。そんな疑問を解決するために、前半はお風呂に関して、後半は気になるけどなかなか聞けない、そんなモンゴルのトイレ事情をYukiがお伝えしまーす!

食記事担当ではありますが、食べることと出すことは切っても切れない関係…ということで、私が責任持って書かせていただきますね(^^)

水回り①お風呂編

モンゴルのお風呂事情や、ゲルに泊まりに行った時にちょっと役立つアイテムの紹介をします。

①-1 遊牧民のお風呂事情

まず、ウランバートルやアイマク(行政単位。県に相当。)の中心地を離れて草原へ行くと、お風呂やシャワーは基本的にありません。場所によっては温泉が湧いているところもあり、そこでは肩まで浸かることができるでしょう。ですが、多くの遊牧民家庭にはお風呂もシャワーもありません。

ゆうすけさんの家庭では、子どもたちは子ども用お風呂(大きいプラスチック容器)の中にちょこんと座って、沸かしたお湯を柄杓ですくって洗ってもらっています。

大人たちは、一週間に1~数回、頭だけを洗っているようでした。身体はあんまり洗っていない印象ですが、私がお客さんとして行ってるから見せないようにしているかもしれませんね。実際の頻度はよくわかりません。

一年中乾燥しているため、汗をかきにくい&かいてもすぐ乾くので、嫌な匂いはそんなにしません。数日入らなくても特に気にならない、というのが日本と比較した時の私の印象です。

①-2 遊牧民家庭に泊まったら

ゲルキャンプ場など、宿泊地に行けばまれにシャワー設備があるそうですが、温水も出るかどうかは宿泊施設次第です。私は基本的に遊牧民の家庭にお邪魔するので、彼らのスタイルを踏襲します。

何軒かの家庭で、例によってタライに座り女の子にお湯をかけてもらいながら全身を洗ったことがあります。ただ、これはゲルの近くに離れの小屋(台所設備がありました)や物置として使っているゲルなどがある場合で、実際に家族が生活しているゲルの中で(男性陣には外に出てもらって)全裸になって身体を洗うのは少々抵抗があります。

また、遊牧地域では井戸や川から汲んできた水、配給される水を使うので、入手するのに手間やお金がかかっていることを考えると、あまり頻繁に洗うのは忍びない感じがします。そこで紹介するのが次のアイテムです。

遊牧民家庭に泊まる際の必需品

水はあまり使えない、でもさっぱりしたい!という時に重宝するのが、ノンアルコール大判ウェットティッシュです。あるいは大人用おしりふき。薬局などで購入できます。

これの良さは、とにかく大きいことです。全身1枚、デリケートゾーン1枚の最低2枚で、全身スッキリすることができます。また、トイレも水洗式ではないので、もちろんウォシュレットもありません。排便時や生理時など、気になる時にも使えます。

1日多くて5枚使うと考えても、50枚入りを持って行けば10日間はもつ計算になります。また、余っても現地の人に渡せば無駄になりません。モンゴル国内のスーパーや市場、小売商店にも韓国製や日本製のものが売られているので、現地調達も可能です。

我慢の限界がきたら

私はウェットティッシュを駆使して一週間ほどお風呂・シャワーなしで暮らしたことがありますが、5日も経つと欲してくるんですよね、シャワーを。水浴び欲が高まった時には、街の温水シャワー施設に連れてってもらいます。

一回浴びるのに5000トゥグルク(200円)ぐらいです。時間制限は特になし。石鹸やタオルの貸し出しはありません。自分のを持って行くか、入り口や近くの商店で買います。

シャワー室の大きさは、場所にもよりますが、市民プールの個室よりも一回り大きいサイズです。滑り止めや服を置くベンチも行くところによってあったりなかったり。

シャワーヘッドは固定されていて、自由に動かせないタイプです。単に上から落ちてくる感じのもの。水圧はあまり期待しないでください。前の人が使っていたら砂が落ちていることもあるので、サンダル持参をおすすめします。

水回り②トイレ編

ここからは、モンゴルで用を足す際の注意点やマナー、知ってたいら便利なことをまとめます。最後には、女性に役立つ情報も載せておきますね。

私は女性のトイレにしか入ったことが無いので(そりゃそう)、無責任で申し訳ありませんが男性のトイレ事情は存じません!個室とかあるのかな?女性目線になってしまいますが、あしからず…。

中盤は誰にでも当てはまる内容となっております!

②-1 施設内のトイレ

アパートやウランバートル市内のデパート、レストラン等では座るタイプの水洗トイレ(日本で言うところの洋式)が主流です。基本的にウォシュレットは付いてません。いい感じのホテルにならウォシュレット付きもあるかも?行ったことないので未知。情報求ム!!

②-2 市内や郊外のトイレ

市営のトイレや地方都市に行く途中で停まる、お昼休憩のレストランやその裏にあるトイレなどでは、和式の水洗トイレor「掘っ立てトイレ」が多いような気がします。水洗トイレでは200300トゥグルク(1015円ぐらい)払うところもあります。

掘っ立てトイレは私が今思いついたネーミングですが、四方を板で囲み、個室感があるトイレを指します。地面は直方体に掘られており、そこに空間をあけて2枚の板を渡し、その板にまたがってしゃがんで用を足すようなイメージです。

↓ゆうすけさんとこのトイレ@夏のキャンプ地。中は掘っ立て式になってます。

写真のようにトイレットペーパーが草原の風に吹かれていかないように、あとで説明する注意点をチェックしてください。

↓冬のキャンプ地のトイレは高さがあり、天井もついて、風を防げる構造になっています。

②-3 青空トイレ

そして、田舎や途中の道では、青空トイレの出番となってきます。

その名が示す通り、青空の下で用を足すことを青空トイレと言います。

青空トイレの実践は、最初はタジタジでしたが、慣れてくれば中々快適なことに気づきます。逆に、ウランバートル市内に帰って来たり、日本に帰国した時に「なんでどこでもしたらいけないんだ!トイレ探すのめんどくさーい」という感覚におちいることも。そこまで到達したらあなたも青空トイレマスターです。

青空トイレの際に気をつけてもらいたいことをまとめてみました。

青空トイレ時の注意点

1.トイレットペーパーは常備しておく

これは草原で用を足す時以外にも当てはまるのですが、トイレットペーパーは持ち歩くことをお勧めします。お金を払うところでは紙をもらえますが、備え付けのトイレットペーパーは古紙で紙質がかたかったり、そもそも紙が設置されていないこともあります。

基本的には水で流せるものを使いましょう。

2.紙は持ち帰る

特に青空トイレで守ってほしいルールです。水に溶ける紙なら一見問題ないように思えますが、モンゴルで降る雨の量を考えたら、流せる紙でも意味のないことがわかります。

モンゴルの降水量は1年間で50~300ミリといわれています(地域による)。これは、日本の梅雨時期に1日で降る量と同じです。雨が降るのも少し降ってすぐ止むというのがスタンダードなので、青空トイレ後の使用済みペーパーはいつまでも土に還らないまま

放っておいたら飛んで行ってしまうし、家畜が間違って食べてしまうかもしれません。環境にも悪いので、持って帰り、ゴミ箱があるところでまとめて捨てましょう。その際、飛行機の機内でエチケット袋を拝借しておくと便利です。

3.長めの上着か、パーカーを腰に巻いてお尻を隠す

しゃがんで用を足す場合、普通に考えるとお尻が丸見えになっちゃいます。それを防ぐために、長めの上着を着とくか、パーカーなどを腰に巻いて隠せるようにしましょう。

一応、起伏があって道路からはあまり見えないところでトイレをしますが、持っていて損はありません。民族衣装のデールはそこんとこすごい便利なのでオススメです。

4.トイレに行きたいことを、運転手に余裕を持って伝える

実は、青空トイレと言えど、草原のあちこちでできるものではなく、青空トイレに適したスポットがあります。それは、起伏があって、しゃがむと道路から見えないようになっているところ。

車を運転している人は、トイレに行きたいと言ったら、そういうところを見つけて停まってくれます。青空トイレスポットをすぐに見つけられないこともあるので、我慢できるレベルの時に”Бие засамаар байна.(ビェ ザサマール バイン)=トイレに行きたい” と、前もって伝えておくようにしましょう。

↓長距離バスのトイレ休憩。3〜4時間に一度とまります。

5.触れると痛い!ある草に注意!

身体的に一番きついのが、触れたらビリリと痛みを伴う「ハルガイ」という植物です。私も、茂みに隠れて用を足そうと思ってしゃがんだ時に、お尻に激痛を覚えたことがあります。草を急いで手で払ったら、その手もやられてしまって…。

触れた部分は赤くなり少し皮膚が膨れます。その後、なかなか引かないのがハルガイのやっかいなところ。ムヒを持っておけばよかったとあれほど後悔したことはありません。よく周りを見て近づかないように注意してください。

↓ハルガイ。見た目はヨモギに似ています。

②-4 女性向け:突然アレが来たら

最後に、女性向けの耳より情報です。

「予定日よりもはやく生理が来てしまった」「ナプキン一応持って来てるけど足りないかも」「田舎にいるから買いに行けない」「男性のガイドに言うのは恥ずかしい」というときに役立つナプキンの節約術を伝授します。意外と、持ち運んでいるあるものが役に立つんです。

意外と使える〇〇

それはずばり、ポケットティッシュです。使い方は簡単。ナプキンの上にポケットティッシュを広げずに長方形の状態で置くだけ。トイレットペーパーを折ったり丸めたりするよりも、ポケットティッシュをそのまま置く方が吸収がいいです(経験談)。

また、いらないタオルがあればそれを切って使うという方法もあるにはありますが、洗うにも水をたくさん使うし人の目も気になるので、使い捨てになります。また、タオルは透過性があるので、ナプキンや下着についてしまう可能性が高いです。

本当に困ったら助けてくれるはず

もちろん、今回紹介したティッシュを置く作戦も、100%完璧というものではありません。ティッシュは繊維が飛びやすく肌にもあまり良くないので、本当に困った時に実践してくださいね。

最終手段として近くの女性に”Сарын юм болчихсон.(サリン ユム ボルチフスン)=生理になっちゃった”といえば、なんとかしてくれるかも。

やっぱり一番は、突然生理になっても大丈夫なように余分に持って行っておくことですね。もちろん、スーパーや個人商店でも売ってるので、現地調達も可能です。

マナー

使った後のナプキンの処理に関してもう一つ。トイレに汚物入れなどがない場合や青空トイレのときには、トイレに流したり置きっ放しにしたりせずに、トイレットペーパーと同じように、自分でエチケット袋などに入れて、後でまとめてゴミと一緒に捨てるようにしましょう。

さいごに一言

いかがでしたか?今回は水回りに関して、お風呂とトイレを中心に書きました。疑問が少しでも解消できていたら幸いです。では、みなさんがモンゴルで安心して用を足せることを切に願っています。…違うか。

それでは以上、Yukiでした!!

yuki
「食」記事担当yukiです!趣味は旅、カメラ、ツーリング、家事、などなど。モンゴルに行ったら遊牧民のゲルにお邪魔して、羊や牛の搾乳をしたり馬に乗らせてもらったりしてます。モンゴルの伝統的な肉料理から都会のおしゃれカフェまで、いろんなジャンルの「食」について紹介していきまーす(^^)
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