モンゴル料理 モンゴル旅行記 遊牧民あるある

ツォクトゲルキャンプ②女子大生2名、羊を購入。

8/16 羊に乗馬にもりだくさん

7時過ぎに起床。遊牧民の朝は早いものでまもなく搾乳がスタート。私もちょこっとお手伝い。

しばらくして今回のビッグイベント!羊を買いに隣の遊牧民のお宅へ〜〜。というのも、モンゴル料理で一番美味しいのが羊の石焼料理:ホルホグなんですね(詳しい調理方法は次回の更新で写真とともに紹介していきます)。

で、そのためには結構な量の羊肉が必要。ふたりで一頭買ってツォクトさんたちとみんなで食べればいいやん!ということで買い付けに行ったわけです。

ゆうすけさんに選んでもらいます。馬に乗って竿みたいなもので捕まえます。かっこいい…!

この子に決めた!

12万トゥグルク/8000円ぐらいで購入。

羊の屠畜(家畜をほふること)ではお腹を少し切ってそこから手・腕を入れていき心臓の動脈を親指・人さし指でぷちっと切って絶命させます。

その後は皮を剥いでいきます。

しばらくすると、お腹に血液が溜まるのでそれを茶碗ですくってバケツの中に貯めます。内臓処理は女性の仕事なので腸をきれいに水洗いした後、その腸に流してソーセージにします。

モンゴル人、特に遊牧民にとっては自分で肉を用意するのは日常のことですが、私にとってはこれが研究テーマということもあって写真をパシャパシャ撮って必死に資料集め。
さやねえは元々貧血気味だったのと、まあまあな量の血を見たことで少しダウン。でも、絶命の瞬間に羊に手を合わせて途中まで一緒に見ててくれたあたり、さすがだなと思いました。

初日は足が早い内臓料理を食べるので、それの準備をしてもらっている間にさやねえと休憩。12時頃に「馬乗る?」とゆうすけさんに言われ、どこからか現れた青年とさやねえの3人で乗馬へ行くことに。

モンゴルでの初乗馬さやねえ。いぇーい!

私が借りた馬がすごい行きたくなさそうで、道なき道をショートカットしようとしたり、ゆっくり歩いたり。

あれ?気づけば迷子。

まぁ馬が道知ってるしゆっくり行くか…。一人と一頭ぼっちも悪くない。

再会!

2時間ぐらいの行程でずっと折れ曲がってる膝が痛くなってきたり、鞍で擦れるお尻の付け根のところがひりひりしてきたり。去年より10キロ痩せたぶんお尻の肉もなくなり痛い痛い。

遊牧民が重心をずらして姿勢悪く乗ってるのは、お尻の位置を変えるためにわざとしてるんかなと思うと妙に納得。

14時ごろに帰宅してゲデス(内臓)料理!やっぱり新鮮だから日本で苦手なレバーも美味しい〜。

15時からは寝たりぶらぶらしたりと贅沢な時間を過ごします。

18時半に晩ごはん。ボーズ(蒸し餃子)!スーテーツァイは昨日より塩控えめ。

今まで食べたボーズの中でもかなり美味しい…。さやねえは8つも食いらげてて、もうモンゴル人。

搾りたてのホットミルクも美味しそうに飲んでて「アムッタイ(美味しい)」を連呼してるさやねえに、おばあちゃんも満足そうでした。
腹ごなしにアルガリ(牛糞。火の燃料になる)を集めて持ってったら喜んでくれました。

アルガリ。左が良い頃合いの牛糞で右のはかなり乾燥したもの。家畜は草しか食べないのである程度乾いたのは全然匂いません。

オーナーのツォクトさんも帰ってきて少し団欒。相変わらず年を感じさせないイケメン。日本語ペラペラ。

しばらく話してたら夜雨が降ってきて雷もゴロゴロ。モンゴルではあんまり遭遇したことのない天気に。寒いな〜と思って自分たちのゲルに戻ったらオーガナーがピーシン(かまど)を入れて火をつけてくれてました!なんたるサービス精神!なんたるジェントル!口数少なくてだいぶシャイやけど、良い子や…。

モンゴルの遊牧家庭の子たちは気がきく子が多い。しかもそれが当たり前っていうのがすごいよ…。

昼寝たくさんしたし寝れるかなーという不安をよそに23時に普通に就寝。

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