モンゴル滞在中に何軒か田舎に行って経験したことについてまとめます。
ウランバートルを離れるとスリなどの犯罪にあう危険性は下がりますが、田舎でも注意を払うべきことはあります。実際に田舎に行ったりモンゴル滞在歴の長い人の話を聞いたりした中で、今回は3つの攻撃(笑)についてまとめます。
①食え食え攻撃
ぱっと見、どうってことないように感じるかもしれませんが、これは結構キます…。もともとモンゴル人はよく食べるので、自分では普段と変わらない量を食べているつもりでも、訪問した家の人たちにとっては食べる量が少ないと捉えられがちです。
外国人が滅多に来ないような家では、せっかく来てくれたのだからとごはんや家で作った乳製品をたくさん食べるように勧めてきます。
たくさん食べられる人はいいんですが、あまり食べられない人は「もう大丈夫」「お腹いっぱいだから」と断る勇気も大切です。乳製品をとりすぎると便秘に、馬乳酒を飲みすぎると体調を崩す原因にもなってしまうので、初めて食べるものは自分なりにセーブしましょう。
また、スーテーツァイ(塩入ミルクティー)にはミルクが入っているので、長期間滞在者が毎日飲みすぎると太ります。…辛い。
田舎に行くときは薬をたくさん持って行くようにしましょう。
②くれくれ攻撃
続いてこれも一見「何?」って感じですが、田舎ではあるあるです。都市から離れている田舎では店が近くになかったり、あっても品揃えが悪かったり、都心と比べて高かったりと、必要以上に物を買う機会がありません。
そんな所に見知らぬ人が来たら、皆持ち物に興味津々。特にカメラとムヒはすごい人気でした。
私の場合、着ない服など余分に持ってきた物を滞在2日目ぐらいにあげちゃったので、それから「この人は物をくれる人だ」ってイメージが付いちゃったんでしょうね。物を取り出すたびに「これくれる?」の嵐…。
ちなみに人によると物を盗られもします。子どもがイタズラ心で隠したり盗ったりして黙ってる、なんてことはまぁまぁあるみたいです。私も靴下や手帳に挟んでたシールとかいつの間にか失くなってました。高い物ではないけど、友達から貰ったものだったのでちょっとショックでしたね…。
あげられる物は最終日にあげるとか、本当に大切な物は見せないようにしとくとかするといいと思います。
③ベタベタ攻撃(女性向け)
無理に名前付けた感がありますが、ようはセクハラですね。これは田舎に限らないかな。人にもよりますがモンゴル人はパーソナルスペースが狭く、一般的に男性は女性に積極的な印象です。バヤンウルギー行きバスの記事でも書きましたが、酔った人はもう面倒くさいのなんのって。
また、暗くなってから本性をだす人に私はよく会いました。バヤンウルギー行きのバスでは、新しく隣になった人良さそうなフェイクセクハラ親父、ホブド行きのバスの暗がりで手を押さえてきたおっさん、ボルガンで家に泊まらせてくれた運転手は家族持ちなのに一緒に寝ようとしたりめっちゃチューしようとしたりしてきました。白昼でも馬から降りるときにお尻とか胸とかを触られたというケースもよく聞きます。改めてこうやって書き出すとバラエティに富んでますね。笑
真面目な話をすると、田舎で泊まったゲルの家主から強姦された・されそうになったというのも聞いています。酔った勢いでというのもあるでしょうが、自分の身は自分で守らないといけませんね。
相手は軽い気持ちでやってることも多いんですが、本気で嫌だったら「боль!(ボリ!)」と言って一喝することが大切です。頑なに拒否することが必要です。
今回はこんなもんです。上の三つの攻撃をゆるりとかわすことが出来るようになれば、あなたもモンゴル田舎マスターです。笑
「食」記事担当yukiです!趣味は旅、カメラ、ツーリング、家事、などなど。モンゴルに行ったら遊牧民のゲルにお邪魔して、羊や牛の搾乳をしたり馬に乗らせてもらったりしてます。モンゴルの伝統的な肉料理から都会のおしゃれカフェまで、いろんなジャンルの「食」について紹介していきまーす(^^)