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モンゴルへの航空券が高い!
モンゴルへ行く航空券は高いです。
本当に高いです。
閑散期(冬など)は3万円代からの成田からウランバートル間のチケットも、夏の繁忙期には10万円を超える値段になり、最高では14万円超えの値段を提示されたこともありました。
東京からモンゴルまでは5時間30分ぐらいで到着します。試しに似たような距離の国の航空チケットを見比べてみました。
8/12~17の日程で航空券を見比べてみた!
3/5現在 スカイスキャナー調べ
東京~バンコク 58,043円
東京~ハノイ 53,702円
東京~ヤンゴン 65,780円
東京~ウランバートル 101,420円
直行便は既に売り切れでした。
遅延しまくる悪名高い北京経由の便でも10万円を超えていました。
なんで日本~モンゴルの路線はこんなに高いのでしょうか。
日本~モンゴルの航空券が高い理由その1。代理店がまとめて押さえてしまうから。
日本の旅行代理店は航空会社にデポジットを納めて契約することで、航空券をまとめて抑えることができます。
安い値段で抑えた航空券を個人の旅行者に高く売ることで利益を得ているのですね。
代理店は2ヶ月前までなら無料でキャンセルできる
まとめて抑えた航空券は2ヶ月前までにネームを入れればいいので(搭乗者の名前を確定させることです)お客さんが集まらなければ出発の2ヶ月に抑えていた航空券をキャンセルすることができます。
安い航空券を取得するには
ということは、安い航空券を買い逃した方は、出発の2ヶ月前前後に調べるとリリースされた航空券がでている可能性があります!
また、出発の1ヶ月前にもリリースされる航空券もあるそうです。
出発日の2ヶ月前、出発日の1ヶ月前の航空券は実は穴場かもしれません。
2018年は夏のハイシーズンでも、2ヶ月前や1ヶ月前に安い航空券が発売されていたそうです。
ミアットの場合、キャンセル料は昨年までは無料だったようですが、今年から有料にしたいとミアットは各代理店に伝えています。
たしかに代理店にまとめて航空券を抑えられて、2ヶ月にリリースされたらたまったものじゃないですよね。
安い航空券は代理店がすぐに抑えてしまう
私たちが安い航空券を買おうとしても、すぐに売り切れてしまって高い席を買うハメになってしまいます。
大阪からモンゴルの航空券も発売当初の数日は4万円代でありましたが、すぐに6万円7万円に値上がりしました。おそらく代理店が大量に確保したためでしょう。
4万円で仕入れたものが7万円で売れて、売れなかったものは無料で返品できるってすごいビジネスじゃないですか。
こんな代理店に都合の良いことを航空会社は放っておくはずがありません。
ミアットも個人だけのお客さんでもある程度航空券が売れるようになっているので、代理店には厳しく当たり始めているのだと思います。
代理店のパックツアーが安い時代から、個人で航空券をとって現地ツアーを手配する方が安い時代がすぐそこまで来ていると思いますし、そうなっていくのが自然の流れだと思います。
日本~モンゴルの航空券が高い理由その2。ミアットがナショナルフラッグだから。
ミアットモンゴル航空はモンゴル国の国営航空会社(ナショナルフラッグ)です。
国営のため、利益だけを考えるわけにはいかずに、赤字路線でも国の体裁上飛ばさないといけない路線もあります。
ミアットは、モンゴル~ドイツ路線が赤字のため、それを補うためにドル箱の日本~モンゴル路線を高い値段にすることで、ドイツ路線の赤字を吸収しているのではないでしょうか。
また、ナショナルフラッグのため、政治家の子供や親戚をミアットに入社させたり、急な出張でビジネス席を確保するという国にとって重要な使命も高くなっている原因の一つですね。
日本~モンゴルの航空券が高い理由その3。冬はお客さんがいないから?
モンゴルの観光シーズンは夏のため、冬は観光客がめっきり減ってしまいます。
「夏しか儲からないから夏に高いのは仕方がない」
と言われていますが、今では冬も満席になることも珍しくありません。
もちろん便数は減って値段も安くなりますが、それなりに座席は埋まっています。
タイやハノイが5万円で成り立っているのですから、冬に4万円前後で儲からないはずがありませんので、この理由はミアットの言い訳ですね。
日本~モンゴルの航空券が高い理由その4。独占状態だから
数年前までは、ミアット直行便は高くても韓国経由や中国経由は安い時期もありましたが、今では三社(ミアット、エアチャイナ、大韓航空)で取り決めることにより、値段を高く釣り上げていると思います。
三社で独占状態のためやはり高くなるのは仕方のないことかもしれませんね。
日本~モンゴルの航空券は安くなるのか?
2019年の7月からモンゴルに新しい国際空港がオープンします。
新空港を巡っては、ミアットが急に新空港では飛行機を飛ばさないと言い出したり、新空港の経営権を政府が握りたいと言い出したりと、なかなか難しい問題が残っていますが、いずれ解決して新空港へ集約されることと思います。
航空券の値段もきっと安くなるに違いありません。
また、新空港の立地はウランバートルから車で1時間30分です。
チンギスハーン国際空港とウランバートルとの時間が車で45分ぐらいだったので、倍近く離れることになりますが、ジャンボジェットが離発着できるようになるためたくさんの飛行機がモンゴルにくることができるようになるでしょう!
記載した、日本~モンゴルの航空券が高い理由の全ての理由は将来的になくなっていくことだと思います。
諸外国の航空券と見比べてみても、日本~モンゴルの航空券も現状の9万円~14万円ぐらいから、4万円~7万円ぐらいの間になるのではないでしょうか。
5万円ぐらいで落ち着けばもっと気軽にモンゴルの大草原の素晴らしさを楽しんでもらえる日がくることを願っています。
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