モンゴルを旅行するときに必要になる情報をまとめました。
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モンゴルの気温・降水量と体感温度
縦軸が平均降水量、横軸が平均気温です。
出典:気象庁 地点別平年値データ・グラフ (世界の天候データツール (ClimatView 月統計値))
モンゴルに1年住んでいた体感では、7月8月の降水量は短い時間にざっとふってしまってすぐに乾くので、それほど降っているイメージはなく、真冬の気音は平均で-21度とかになっていますが、日本の感覚で言えば+10度〜15度ぐらいです。
0度で太陽が出ていれば、長袖シャツ一枚でちょうど良く、ダウンジャケットは暑くてフリースだけで大丈夫です。湿度が低いため、実際の温度ほど厳しい気候ではありません。
モンゴルのコンセント・プラグ
モンゴルのコンセントのタイプはC、Eタイプが主流です。
最近では日本のプラグがさせるプラグを使用しているキャンプなども増えてきましたので、Cタイプを一つ持って行く程度で良いです。
電圧・周波数
モンゴルの電圧は230ボルト、周波数は50ヘルツです。
ACアダプターが240ボルトまで対応している日本の家電製品はモンゴルで使えます。それ以外の家電製品を使うには変圧器が必要ですが、最新のスマートフォンやノートパソコンは海外での電圧に対応しているものが多いので、最近は変圧器を持っていくことはなくなりました。
iphone、mac book pro、一眼カメラ、モバイルバッテリーなどほとんど変圧器不要です。
変なところにコンセントがあったりすることも多いので、延長コードは持っていったほうがいいです。
モンゴルの時差と現地時刻
モンゴルと日本の時差は1時間。日本の方が、1時間進んでいます。
モンゴル時間+1時間=日本時間。
日本時間-1時間=モンゴル時間です。
※モンゴル西部のバヤンウルギーとホブドとは2時間の時差があります。
モンゴルでは、2015年からサマータイムが再開されていましたが2017年に廃止されました。
サマータイムにより夏だけ日本と同じ時間になっていたのですが、毎年いつから始まっていつ終わるのかよくわからない混乱が起きていたので、無くなったようです。
モンゴルまでの飛行時間
MIATモンゴル直行便で、成田空港からウランバートルまでは片道5時間半、関西国際空港からは4時間半ぐらいです。
大韓航空や中華航空の経由便になるとトランジット時間も含めて7時間〜10時間ぐらいです。
中華航空はよく遅延するのでオススメできません。
北京からシベリア鉄道でウランバートルまで丸1日ぐらいで行くことも可能です。
モンゴルで使える通貨・クレジットカード
モンゴルの通貨単位はトゥグリク(TgまたはMNT)
1円=約24tg
モンゴルtgの表記金額を20分の1すればだいたいの日本円の値段がわかります。
レートの良い両替所などは下記参照ください。
ドルもたまに使えますが、レートが悪くなるので空港やホテルで両替をオススメ。
クレジットカードは大きめのお店では大体使えます。
JCBは使えません。VISAやMASTERでもなぜか使えないカードもあったりするので、複数持っておきましょう。
モンゴルの人種と人口、公用語
面積 | 156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍) |
総人口 | 323万8,479人(2018年,モンゴル国家統計局(以下「NSO」)) |
首都人口 | ウランバートル(人口149万1,375人)(2018年,NSO) |
民族 | モンゴル人(全体の95%)及びカザフ人等 |
言語 | モンゴル語(国家公用語),カザフ語 |
宗教 | チベット仏教等(社会主義時代は衰退していたが民主化(1990年前半)以降に復活。1992年2月の新憲法は信教の自由を保障。) |
モンゴルで通用する言語
遊牧民はモンゴル語だけしか話せないことも多いですが、大学では英語・中国語を学ぶことが当たり前になっているので、若い人には英語が通じることも多いです。
日本語を話せるモンゴル人も意外と多いです。
モンゴルの習慣、マナー、ルール
モンゴルでは相手の足を踏んだらすぐに握手する
モンゴルでは足を踏むのは決闘を意味する。うっかり踏んでしまったときにはすぐに握手を求め、お互いの友情を確かめる。敵対心がないと相手に示す。
最近では握手をしなくても問題ないことも多くなってきました。
モンゴル人に帽子はプレゼントしない
帽子はとても大切なものなので、他人からプレゼントされることを嫌います。家族や親族など近しい人なら問題ありません。
帽子をおくときは正しく置く
上でも書きましたが、モンゴル人にとって帽子は大切なものです。帽子を脱いで置くときは、画像のように置きましょう。(昔のカザフ民族帽子です)
意識していないと裏返しに置いてしまいがちなので注意しましょう。
モンゴルでのチップ
モンゴルでチップは基本的に不要です。
ただガイド・ドライバー・馬方には、チップをあげると喜んで親切にしてくれることもあるので、チップをあげることもオススメです。
10$〜20$ぐらいが適切でしょう。
チップをあげるタイミングですが、旅の中盤で何か良くしてもらったタイミングがベストです。喫煙者はお金以上にタバコも喜びます。
喫煙場所
モンゴルでの屋内で禁煙は広がっています。空港でも外でしか吸えません。屋外であればどこで吸っても問題ないですが、人が多いところは配慮しましょう。
モンゴルの治安
周辺国に比べて一般的に治安は良いと言えます。
まだ首都の一部地域では治安が悪いですが、毎年治安は改善されています。
スリがいるところ
バス停車場、バス車内、ナラントール市場、ノミンデパート周辺
身に危険が及ぶところ
夜の酒場や酒場周辺は注意しましょう。特に酔っ払いは何をしでかすかわらないので、目を合わせず、話しかけられても足早に立ち去りましょう。
酒場や酒場周辺で、外国人男性がモンゴル人女性を連れて歩いていると嫌がらせをされることもあります。
遊牧民宅での治安
遊牧民宅では警察などもおらず、遊牧民と犬が安全を守っています。
ほとんどの遊牧民は善良ですが、遊牧民の中には宿泊者の荷物を盗んだり、女性を酔わせて・・・という話も聞いたことがありますので、女性が一人で遊牧民宅に泊まる場合の自衛は必要です。
ただほとんどの遊牧民は善良で素朴な人たちです。
モンゴルの緊急連絡先
在モンゴル国大使館
電話:+976 11 32 0777
24時間対応電話:(+976) 7004-5004
URL:mn.emb-japan.go.jp
モンゴルで日本語対応可能な歯科クリニック
Mirai Dental Clinic(ミライデンタルクリニック)
電話:+976 77090606
URL:http://jp.mirai-dentalclinic.com/
診療時間:月曜~金曜 09:00-19:00、土曜 10:00-17:00
休診日:日曜・祝日
日本語対応:可能
モンゴルでおすすめの総合病院
Люкс Мед Эмнэлэг
韓国資本です。モンゴルにしては金額は高めですが(足のレントゲン撮影で2,000円ぐらい)ちゃんと見てくれます。
留学帰りの英語が話せる先生がほとんどです。
モンゴルでは現代医療よりも、シャーマンや民間療法の人で、「神の手」と言われるようなすごい人がたくさんいます。
↓落馬による脳震盪を神の手で直してもらった話↓
救急車は「103」
緊急時の救急車を呼ぶ番号は「103」です。
ただし、モンゴル語しか通じず、医師による現場の治療のみで病院へ搬送されない場合もあります。
ここに電話するよりも、車でモンゴル人に病院へ連れて行ってもらう方が確実です。
◎警 察 :TEL 102(モンゴル語,英語,ロシア語)
◎消防署 :TEL 101(モンゴル語)
◎救助要請:TEL 105(モンゴル語)
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